2026.03.02

J1百年構想リーグWEST第4節 岡山-名古屋

■J1百年構想リーグWEST
3/1 JFE晴れの国スタジアム
岡山 1(5PK4)1名古屋

■実録シリーズ
仁義なき百年抗争-西日本死闘編-
エピソード4『弾丸』

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ナレーション:令和8年。赤鯱組は岡山で手痛い敗戦を喫した。その帰路、山陽道を走る大型バスの車内の空気はキビダンゴよりも重く、エンジン音だけが虚しく響いていた。

~赤鯱組・移動バス車内~

若頭イナ:「うぬう。岡山までカチコミに行って、桃太郎のガキに一杯食わされたわ。桃狩りに行って渋柿食わされとったら世話ないのう」


弾除けのダン:「すまねえカシラ、けど、わしら後ろにおるモンがどれだけガラ張って跳ね返しても、前の方でもう二発、三発ブチ込んでくれにゃあ、結局はタイマン勝負(PK戦)に持ち込まれて、エラい往生しますわ。そう思わんかユウヤ?」


スナイパーのユウヤ:「それはすまんのう。けんど、ようやくワシのチャカも一発火を噴いたとこですけえ、まあ見とってつかいや。これからは一発しか打てんピストルやのうて、100連発のマシンガンで山ピースを山脈にしちゃりますわ」


暴れん坊のヴィニ:「カシラ! モットモットモットモット ワタシニ タマ(パス)クダサイ! ユウヤ ガ マシンガンナラ、ワタシハ バズーカ砲ネ。敵ノ兵隊マトメテ吹ッ飛バシテヤルヨ!」


若頭イナ:「ユウヤ、ヴィニ、こんならの意気込みはよう分かる。けんど、これは組全体の問題なんじゃ。カチコミ(試合)4回でタマ(得点)3つしか取れんとは、攻撃的シノギの看板を上げる組の若頭として、わしゃ責任を感じとるんじゃ」


若頭補佐タカ:「わしも同じ思いですワ。わしとカシラでなんぼ準備整えても、誰が殴り込みの号令かけるんか分からん状態ですけえ。もし、それをわしにやれえ言うんやったら、わしゃなんぼでもやっちゃりますけんど」


ミシャ組長:「イナ、タカ、そう急くな。渋柿を食うたんは、まだ『熟しとらん』だけのことじゃ。やっとることは間違っとりゃせん。ただ、ほんの少し引き金が重いだけのことよ。ここで迷うて、自分らの魂(スタイル)を捨てることが一番の敗北よ。わしは一歩も引く気はないけえ」


若頭イナ:「(涙ぐみながら)オ、オヤジ(監督)・・・」


ミシャ組長:「今は我慢の時じゃ。弾丸は、溜めれば溜めるほど放たれた時の威力が増す。名古屋に戻ったら、全員もう一度シノギ(戦術)の極意を体に叩き込むぞ。次は福岡組の奴らに、わしらのぶっ放すタマぎょうさん食らわしたろやないかい」


若頭イナ:「おう、福岡だけに蜂の巣にしたりましょうや!」


一同: 「「「ワーハッハッハッハッ!」」」


ナレーション:夜のハイウェイを突き進むバス。その車内には、もはや沈滞した空気はない。あるのは、自分たちの流儀を信じ戦い抜く覚悟と、親分(監督)への揺るぎない忠義だけだった。


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山岸のゴールシーンは完璧でした。
ミシャサッカーの基礎は出来ているように思います。
あとは再現性と頻度、そして決定力を高めること。
もっとも、それが一番難しいのですが。





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2026.02.22

J1百年構想リーグWEST第3節 名古屋-長崎

■J1百年構想リーグWEST
2/21 豊田スタジアム
名古屋 1-3 長崎

■実録シリーズ
仁義なき百年抗争-西日本死闘編-
エピソード3『初黒星』

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ナレーション:令和8年。ミシャ組長率いる赤鯱組は本拠地に長崎を迎えたが、あえなく敗北を喫した。連勝が止まった夜、組の奥座敷で反省会が行われたのであった。

~赤鯱組 奥座敷(ミーティングルーム)~

若頭イナ:「オヤジ(監督)、申し訳ねえ。長崎の新参者(昇格組)に手痛い一撃喰らわされましたわ。組の看板(連勝)に泥を塗ってしもうてすまんです。のう、タカ」


若頭補佐タカ:「ほうよ、ホンマ情けない話ですわ。ワシら2人(ダブルボランチ)の動き、完全に長崎に読まれとりました。もしかして3戦目でもう赤鯱組攻略の回状(対策)が回っとるんじゃないでしょうか?」


鉄砲玉の浅野:「ワシが最後に一発タマ(ゴール)ブチ込んで、くらしあげちゃったんですが、その後すぐまたタマ(ゴール)取られて・・・ほんま詰めが甘かったですわ」


ミシャ組長:「まあ、こんなら面を上げぇ。ワシら古参(オリテン)同士のええとこ見せ合うカチコミ(サッカー)なら負けやせんが、下から這い上がってきた組の必死さにゃあ食われてしまうの。狙われるモンより、狙うモンのほうが強いんじゃ。けどの、タマ(ゴール)三つ取られた言うてが、看板(内容)で負けとったわけじゃあないけん。ワシらのシノギ(戦術)は間違っとらん。赤鯱組がてっぺん(タイトル)獲るための、ええ薬になったわい。次は、倍にして返してやるけぇの!」


若頭イナ: 「オヤジ! 次は岡山のシマへ殴り込んで、桃太郎のガキボコボコにしてやりますけぇ!」


ミシャ組長: 「おう。岡山に負けて泣き言抜かしたら、こんならのケツを桃みたいに真っ二つに割ってくれちゃるんど!」


若頭イナ: 「オヤジ、ケツは元から割れとりますわ!」


一同: 「「「ワーハッハッハッハッ!」」」


ナレーション:こうして赤鯱組の岡山戦に向けた作戦会議は深夜まで続いたのであった。

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3-1の点差ほど悪い内容ではありませんでした。
しかし、だからこそ決めたかったですね。
とはいえ新生グランパスは船出をしたばかり。
勝ち負けはあって当然。
切り替えて次です!次!




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2026.02.16

J1百年構想リーグWEST第2節 G大阪-名古屋

■J1百年構想リーグWEST
2/15 パナソニックスタジアム吹田
G大阪 0(2PK3)0 名古屋

■実録シリーズ
仁義なき百年抗争-西日本死闘編-
エピソード2『守護神』

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ナレーション:令和8年。関西の宿敵「青黒組」との死闘を制した赤鯱組は、西日本トップの座にあとわずかまで肉薄していた。ミシャ組長は激しい戦いを終えた組員らの労をねぎらうため、つかの間の宴を催したのであった。


~名古屋某所の高級料亭「コアラの間」~


若頭イナ:「オヤジ(監督)、正直言うてワシらも今回のカチコミには納得しとらんのですけえ。今は組のシノギ(戦術)をガラリと変えとる最中ですけん、こがいな不細工な喧嘩にもなりますわ。じゃけんど最後のタイマン勝負(PK戦)でタマ(勝ち点)2つ取れたんは大きな収穫じゃったと思うとります」


ミシャ組長: 「おう、青黒組もブツ(ゴール)をガサ入れ(VAR)で没収された挙句、兵隊を使い切ったあとにケガ人が出るとはちいと運がなかったの。けんど、そがいな敵の不運を遠慮のう突き刺して、キッチリ息の根を止めるんが勝負いうもんじゃ。気を緩めたらこっちが食われる。よう覚えとけよ」


若頭イナ:「へい、おっしゃる通りです。その代わりいうたらなんですが、このダンが、タイマン勝負(PK戦)の土壇場でやってくれよりました。情もクソもありゃあせん冷徹な弾き返し。ありゃまさに匠の仕事、ベテラン弾除けの熟練の技ですわ」


弾除けのダン:「カシラ、そがいに褒めんでつかあさい。ワシはただ体が勝手に動いただけですけん」


ミシャ組長:「ダンよ、えろう大儀じゃった。こんなには、この『金鯱バッジ』を授けるけえ。これはの、組のために身体を張ったもんにしか許されん、特別な代紋(エンブレム)じゃ。今日から、こんなは赤鯱組の看板を背負うて立つ男になるんじゃ。ええの?」


弾除けのダン:「オヤジさん(監督)、長いことケガで養生しとった分、飛んでくる弾(シュート)は、ぜーんぶこの腕一本で弾き返してみせますけえ。ワシが後ろにおる限り、赤鯱のシマ(ゴール)は指一本触れさせやしません」


ミシャ組長:「ええ覚悟じゃ。 おう、お前ら見とけ! これが命を張る男の面構えよ!」


ピサノ:「ダンの兄貴!オレも、いつか必ず兄貴を追い越してみせますけん! 見ちょってください!」


ミシャ組長:「おお、ピサ、ええ根性しとる! どいつもこいつも、頼もしい若衆ばっかりでワシャ幸せもんじゃ。よし、イナ! ダンのために一番ええ酒をもう一本開けえ。次のカチコミは、タイマン抜きのハジキ倒し(90分勝利)で勝っちゃろやないか!」


若衆一同:「おおおおおおう!!!」


ナレーション:こうして、弾除けのダンことシュミット・ダニエルは、名実ともに「赤鯱組・守護神」の座へと就いた。その胸に輝く金色のバッジは、敵対する全ての組織にとって、避けることのできない『絶望の壁』となったのである。

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この試合、守りで光ったのがシュミット・ダニエルなら、攻撃で印象に残ったのは10本近くのシュートを放ったヴィニシウスでしょうか。
ゴールこそありませんでしたが、ボールの集まり方からして彼が覚醒すればJ1での得点王も夢ではないでしょう。
なんなら今年中に海外に目を付けられないか心配、まであります。

次節は攻撃陣の奮起に期待して、豊スタに数多くのゴールの花火が上がることを願います。




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2026.02.09

J1百年構想リーグWEST第1節 名古屋-清水

■J1百年構想リーグWEST
2/8 豊田スタジアム
名古屋 1-0 清水

■実録シリーズ
仁義なき百年抗争-西日本死闘編-
エピソード1『初陣』

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ナレーション:令和8年早春。 豊田のシマ(スタジアム)を真っ赤に染め上げたのは、仁義なき開幕戦の号砲であった。
新たに赤鯱組の看板を背負ったミシャ組長率いる精鋭たちは、敵対する清水組を返り討ちにし、その首級を挙げたのである。

~興奮冷めやらぬ控え室(ロッカールーム)~

ミシャ組長: 「おんどれら、ようやりおったな。ワシがこの赤鯱組の代紋背負うて最初の仕事、見事な白星で飾ってくれるとはのう。ブラボーじゃ!」


若頭イナ: 「一家(ファミリー)の新たな道を示すオヤジ(監督)の大事な初陣ですけぇ。きっちりケジメつけさせてもらいましたわ」


ミシャ組長: 「ほうか、ほうか。それにしても、おんどれら、ええ度胸しちょるわ。後半14分にぶち込んだあのタマ(ゴール)、ありゃあ一人じゃできん芸当じゃ。ハルヤ、お前から始まったんじゃろうが」


ハルヤ:「へい。敵陣のど真ん中に隙があって、ユウヤの兄貴が動くのが見えたんで。身体が勝手に反応しましたわ。迷わずトリガー(パス)引かせてもらいました」


ユウヤ: 「いんや、ワシはただ、後ろからカツの野郎がカチコミかける足音が聞こえたけぇ。ワンタッチで敵の裏へ転がしただけよ。後の始末はカツに任せたわ。のう、カツ?」


カツ:「ユウヤの兄貴のパスがええ塩梅だったけぇ。ワシぁ、死ぬ気で走って最高のブツ(クロス)を放り込むことだけ考えましたわ。あとは木村、おんどれが仕留めるだけじゃったのう」


木村:「ほうよ!カツの兄貴がええ突っ込みしてくれたけえ、ワシゃあ、サツ(審判)の旗(オフサイド)が上がらんギリギリまで我慢して、左足でトドメを刺してやりましたわ!ガサ入れ(VAR)が入って揉めたんは往生しましたけんど、なんとかカッコつけさせてもらいました」


ミシャ組長: 「おう、沖縄の寄せ場(キャンプ)で何度もシゴいた通りのハジき方(攻撃)じゃった。3万8000人の身内(観客)の前で、皆ええカッコしおってからに。ワシも親分冥利につきるわい。新入りのミネもヴィニも、愛媛の旅からもんて来た甲田も、ケガ上がりのダニーもよう気張ってくれた。ええ子分に恵まれて、ワシャ幸せもんじゃ。のう?」


若頭イナ:「オヤジ、頭上げてください。心配なんは足の筋いわしたリュウジですが、奴にはゆっくり養生するよう言うておきました。穴は、ワシらで埋めてみせますけぇ」


ミシャ組長:「ほうか。長いこと冷や飯を食う(下位低迷)ちょった赤鯱組も、ようやくええ船出ができたのう。ええか、おんどれら!抗争はまだ始まったばかりじゃ!このまま全勝で駆け抜けちゃるけえ、気合入れ直せよ!」


組員全員:「おおおおう!!!」


ナレーション: その夜、豊田の街には、赤鯱組の代紋(エンブレム)を掲げた若い衆の勝ち鬨が、寒風を切り裂いていつまでも響き渡ったという。
しかし、血で血を洗う「百年抗争」の火蓋は、まだ落とされたばかりなのであった。

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グランパスはわずか4週間の準備期間にしては予想以上の内容でした。
1-0で終わるのがもったいないくらい多くのチャンスがありましたので、これから決定機の精度をあげていけば全勝も夢ではありません。

次節はミシャ・グランパスにとって初の敵地、ガンバ大阪に殴り込みです。




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2026.02.05

ゆくシーズンくるハーフシーズン

Kuruhanntosi

ゴーン(notカルロス・・・ってもう書いてる本人も何の事だか分かりません)。
今年もこの画像を貼る日がやって来ました。
いよいよ2026年のJリーグが開幕・・・いや今季は特殊なシーズンです。
Jリーグは今年の8月から秋春制に移行し、それまでの半年を「百年構想リーグ」と称して・・・えーと説明がめんどくさいので本題に入ります。


■実録シリーズ
【仁義なき百年抗争 〜西日本死闘編〜】

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(画像はAIによる生成です)

【登場人物】
ミシャ組長: 日本中のシマ(スタジアム)に「超攻撃的カチコミ(サッカー)」という名の血の雨を降らせてきた伝説の極道(道を極めた人)。

若頭イナ:組長の掲げる壮大なロマンと、現場(ピッチ)の過酷な現実の間で揺れ動く苦労人。

ナレーター:酒井哲

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ナレーション:「2026年、早春。日本列島を二分する『百年抗争』は、ついにその幕が上がろうとしていた」

~ここは愛知県のとあるにある「赤鯱組」事務所(クラブハウス)

若頭イナ: 「オヤジ(監督)! いよいよですわ! 今年はタマ(補強)もぎょうさん揃うて、組員(選手)の層も厚うなりよりますが、カタギ(サポーター)の連中からは『堅守速攻はどこへ消えたんや』と、不安の声も聞こえてきよります。どうしたもんでしょうかのう」


ミシャ組長: 「いよいよ開幕じゃいうのに、何をガタガタぬかしとんなら!不安? そんなもん、初恋のドキドキみたいなもんじゃろうがい。ええか、今年のワシらのシノギ(戦術)は『可変式・全員特攻』じゃ。これこそが、ワシが広島におった頃から磨き上げた究極の絵図(勝利の方程式)いうんが分からんのかい、のう?」


若頭イナ: 「全員特攻! 響きは豪快でええですけど、8人も9人も殴り込みに行って後ろは弾除け(GK)とワシだけ。これじゃあ、敵が返し(カウンター)の一発でも撃ってきたら、ワシの身体はハチの巣ですけえ!」


ミシャ組長: 「イナ、おんどりゃあまだカチコミ(サッカー)の真髄が分かっとらんのう。ええか、ワシの辞書に『ケツを割る』(リトリート)の言葉はないんじゃ。 攻めて、攻めて、攻め倒して、相手が『もう堪弁してくれぇ!』いうて土下座してくるまで、血の雨(シュート)を降らせてやるんよ。それが百年抗争を勝ち抜く、ワシら赤鯱組の矜持っちゅうもんじゃろうが!」


若頭イナ: 「オ、オヤジそこまでの覚悟で! 一生ついて行かせてもらいますけん! 理屈じゃあねぇ、オヤジが地獄へ行くいうんなら、ワシら全員で特攻かましますけえ!」


ミシャ組長: ミシャ組長: 「おう! 行くぞワレら! 名古屋の夜明けじゃあ! 日本全国のシマ(スタジアム)っちゅうシマ(スタジアム)を、赤鯱色で塗り潰してやるけんのう!」


若頭イナ:「いや、今回は主に西日本じゃけえ」


ナレーション: 「昭和、平成、そして令和。終わりのない百年の戦いに身を投じる男たち。スタジアムという名の修羅場で彼らが見るものは栄光か、敗北か。こうして今年も血で血を洗う抗争の火蓋は切った落とされたのである」


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一つ気になるのは、この百年構想リーグは優勝して胸の星が増える主要タイトルなのか?ということです。
グランパスがチャンピオンシップで優勝したのに年間王者に認められなかった、1996年のような思いはもうたくさんですからね(くどい)
とはいえ、もう二度とないであろうこの特殊なシーズンを楽しみたいと思います





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2026.01.18

絶賛沖縄キャンプ中~ミシャのパズルはどうなる?~

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▲管理人の沖縄旅行(2024年)より竹富島コンドイ浜にて。
※グランパスのキャンプとは全く関係ありません

広島、浦和、札幌で攻撃的なサッカーを築き上げてきた「ミシャ」ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督が、名古屋グランパスの新監督に就任しました。
現在は沖縄キャンプの真っ最中。
新しく生まれ変わるであろうグランパスを想像すると、シーズン開幕前のこの時期特有の高揚感は、いつも以上に高まっています。

昨シーズンからのメンバーは大きく変わらず、主力の多くが残留しました。
そこにレンタルから復帰した若手、J2ベストイレブンの高嶺とビニシウス、さらに優勝争いを演じた柏の主力・小屋松が古巣に戻ってきました。
選手の選択肢が幅広く、ミシャの「自分の目で全員を見極めてチームを作る」という意識が伝わってきます。
ミシャは、昨シーズンまでのグランパスのパズルを一度バラバラにすることを選んだようです。

新体制発表会で飛び出した「2バックで行く」という発言もかなり本気だと思われます。
ボランチを最終ラインに落とし、DFを攻撃参加させるビルドアップは、リスクと引き換えに前進力を手に入れる設計です。
失うものより、得られるものの方が多いと信じているからこその挑戦なのでしょう。

当然、選手のコンバートも起きるはずです。
これまで脇役だったピースが、思いがけず主役になる可能性もあります。
それを想像するだけで、キャンプ情報を追うのが楽しくて仕方がありません。
(INSIDEナントカに加入していないので詳細はあまり分かりませんが・・・)

おそらくこの沖縄キャンプ、そして半年間の特別シーズンは、選手をふるいに掛ける「見極めの時間」となるでしょう。
J1リーグが開幕する夏を前に移籍の噂が出る選手がいるかもしれませんが、それもまた健全な競争の証と言えます。
むしろ、それだけ本気でチーム内の序列が動いていると考えたいところです。

堅実さよりも、前へ進む勇気を選んだ今シーズンのグランパス。
昨シーズンまでのパズルを一度壊し、恐れること無く新しいピースを組み合わせ、より攻撃的な絵を完成させてほしいと願っています。

この時期に感じるワクワクは、毎年の風物詩です。
しかし、ここ数年は期待が失望に変わるシーズンを過ごして来ました。
このワクワクが「確信」に変わり、開幕後も続いていくことを祈ります。




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2025.12.19

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任~期待と不安、そのすべてを抱いて~

2026年シーズン、名古屋グランパスの新監督にミハイロ・ペトロヴィッチ氏が就任することが発表されました。
「ミシャ」の愛称で親しまれ、攻撃的サッカーを標榜するスタイルはJリーグでの経験も実績も十分。
今や「名伯楽」の風格も漂う名将です。

一方で、正直なところ第一報を聞いたときに胸に浮かんだのは新鮮味の乏しさでした。
ミシャの攻撃的サッカーは「ミシャ式」として広く知られ、他クラブにも研究されている印象があります。
新たな地平を切り開くかのようなチャレンジングな人選か?と言われれば、首をかしげざるを得ません。
さらに68歳という年齢も、長期的ビジョンを踏まえると気になる点ではあります。

思い返せば、グランパスはこれまでも「他クラブで実績を上げた名将を迎え入れるが、全盛期ほどの結果は残せない」
そんなシーズンを何度も繰り返してきました。
その歴史を知っているからこそ、今回も不安が先に立つのは否定できません。

──とはいえ。

30年近くグランパスを応援してきた身として、監督が決まった以上やることはひとつです。
全力で応援する。
それに尽きます。

経験を積み、指導者として円熟の域に達したミシャが、いまのグランパスに何を授け、どんなチームを作り上げるのか。
「攻撃的サッカー」という看板の先に、グランパスならではの色をどう重ねていくのか。
そこには、やはり大きな興味があります。

就任時のコメントで語られた「サッカーに年齢は関係ない」。
その言葉を、誰よりもミシャ自身が証明してくれることを願っています。

不安もある。
懸念もある。
それでも期待は、確かにある。

新しい時代の名古屋グランパスを、ミシャとともに見届けたいと思います。



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2025.12.07

J1 第38節 名古屋-福岡

12/6 豊田スタジアム
名古屋 1-0 福岡

大河ドラマ『赤鯱燃ゆ』
最終回 ~将の退陣~
※画像はAIによる生成です。

時は戦国、尾張の国。
本年最後の合戦、名古屋赤鯱軍と博多もつ鍋軍の戦いは全くの互角。
このまま合戦終了かと思われたが、終盤、赤鯱軍の若武者、木村勇大之介が武士道に反する狼藉を受け「成敗蹴り」を得る。
この機に稲垣祥兵衛が見事城門を打ち破り、赤鯱軍は劇的な勝利を収めた。
なお、稲垣祥兵衛は今季の最も優れた武者に贈られる鉄の車、冠号を得た。

そして、この合戦をもって赤鯱軍の大将・長谷川健太公は朝廷の命により出奔を命じられ、尾張の地を後にすることとなった。

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健太公が赤鯱家にもたらした最大の功績は、何と言っても天下の至宝「瑠蛮の盃」を賜ったことに他ならない。
生きるか死ぬかの激しい死闘を制し、民と共に勝ち鬨を上げたあの瞬間は、忘れ得ぬ最高の記憶となった。
一発勝負の大戦(おおいくさ)で見せた強運は、まさしく勝負師。
これにより赤鯱の軍旗には、誇り高き「五つ目の星」が輝くこととなったのである。

しかし、光があれば影もまたある。
長きにわたる国盗りの戦いにおいては、期待されたほどの領地の拡大には至らなかった。
全軍の歯車が噛み合わず、天下取りの争いから早々に脱落してしまったことは無念の一語に尽きる。
「盃を賜った栄光」と「領地の停滞」。
この二つの極端な結果こそが、領民の心を複雑にさせる源泉であった。

世間の人々は健太公をこう評した。
「理詰めの策士ではなく、ここ一番に強い勝負師である」と。
特に凄まじかったのは「負ければ切腹」という絶体絶命の崖っぷちの戦で見せた、神懸かり的な強さである。
首の皮一枚で窮地を脱し、勝利をもぎ取るその姿は驚異的であった。

だが、その強運は皮肉な結果をも招いた。
本来なら早急に家督を改めるべき危機的状況でも、大一番の合戦で勝ってしまうがために、改革の時期が先送りされてしまったからだ。
とはいえ、この強運がなければ「瑠蛮の盃」も手に入らなかったわけゆえ、その功罪を一概に断ずることはできない。

健太公の時代は、まさに「二律背反の時代」であったと言えるであろう。
家宝を持ち帰った英雄でありながら、同時に国力を停滞させた責任者でもある。
この両極端な事実は、赤鯱家にとって「真の富国強兵とは何か」を深く考え直す契機となったに違いない。

それでも、兵や民は健太公を憎みきれなかった。
最大の魅力は、その人間味にあったからだ。
本陣で戦況を見つめる健太公は、感情を隠さない。
好機には子供のように喜び、時には本陣から派手に転げ落ちる「ずっこけ」も披露した。
その飾らない姿は、「大将も我らと同じ熱い心で戦っているのだ」という一体感を生み、皆の心を掴んで離さなかったのである。

しかし、別れの時は来た。
長谷川健太公は五つ目の星を置き土産に去り、その行方は誰も知る由もない。
残された我々の心には、あの熱狂と愛すべき「ずっこけ」の記憶が永遠に残ることであろう。

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結びに――。
主を失い、古き戦い方の限界を露呈した赤鯱家は、これをもって「お取り潰し」となる。
一度すべてを土に返し、更地から再び強固な城を築くため、赤鯱の一族は新たな大将の元で再出発を誓うのであった。

大河ドラマ『赤鯱燃ゆ』~完~

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長いようで短いシーズンが終わりました。
いや、単なるシーズンの終わりではなく、現体制のグランパスの終焉でもあります。
これから迎えるシーズンオフ、期待(と不安)を持って見守りたいと思います。

最終戦は久しぶりに豊スタで生観戦して来ました。
そのレポートはまた後日。



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2025.12.02

J1 第37節 町田-名古屋

11/30 町田GIONスタジアム
町田 3-1 名古屋

大河ドラマ『赤鯱燃ゆ』
~流血と教訓の陣~
※画像はAIによる生成です。

尾張の蹴球集団、名古屋赤鯱軍は名門の誉れ高き家柄ながら、久しく戦功を挙げられずにいた。
この度の日ノ本蹴球組合一部残留も、他力本願寺の暗躍によるものであり、己の力で勝利を掴むことは叶わず。
彼らは常に「自分たちの蹴球」での勝利を目指していたが、真の「勝利の剣」を抜き放ってはいなかったのである。

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本日、赤鯱軍が乗り込んだるは、山城として名高き町田軍の天空の城。
町田軍の当主は「勝利こそ美徳」を座右の銘とし、その家臣団は蹴鞠に水をかける呪詛や荒々しい組み手を得意とする。
赤鯱軍は本年限りで去る異国の勇士キャスパー王子を先陣に士気も高まったが、敵の堅陣を打ち破り、首級(しゅきゅう)を挙げることは叶わなかった。

終わってみれば戦は赤鯱軍の完敗であった。
それどころか、町田家の容赦なき組み手により若き侍、和泉竜之進は頭に傷を負い、突撃隊長の永井わさおの介も足を痛めた。

しかし、赤鯱軍の敗因は、敵の粗暴さにあるのではない。
町田軍の荒々しさを凌駕する「一撃必殺の太刀」を赤鯱軍は持ち合わせていなかった。
「構えだけでは、飯は食えぬ。血を流してでも、敵の首級を挙げよ!」
これが、この戦で赤鯱の武士たちに課せられた教訓である。

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赤鯱軍よ。
最後に残された一戦で、失われた武士(もののふ)の意地を見せるべし。
そして、去りゆく異国の王子に、勝利の凱歌を贈られよ。

次回、大河ドラマ「赤鯱燃ゆ」最終回をお楽しみに!

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わざわざ大河ドラマにしなくてもいい文章だけど、ネタに走らないとつまらないので。






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2025.11.22

ありがとうキャスパー・ユンカー!

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キャスパー・ユンカー選手の今季限りでの退団が発表されました。
キャスパー ユンカー選手、契約満了のお知らせ(名古屋公式)

彼がレンタルで来てくれた時は、興奮のあまり即座にユニフォームをポチりました。
翌年には完全移籍となり、「俺達のユンカー」となった時は本当に嬉しかったです。

ユンカーの類まれなるゴールへの嗅覚は、僕の理想とするFWそのもの。
彼のプレーの一つ一つには本当に熱くさせてもらいました。
また、王子様のようなルックスと、紳士的な振る舞いも魅力的でした。

そして、ユンカーを語る上で欠かせないのがラーメン。
彼は日本の文化、特にラーメンを心から楽しんでいました。

ユンカーがグランパスに加入した23年、僕は「対戦相手にちなんだラーメンを試合前日に食べる」という個人的な企画を始めました。
これは彼の日本愛、ラーメン愛にあやかったものです。
試合が近づくごとにスーパーでご当地ラーメンを探し、商品化されてないメニューは自作し、ユンカーのゴールとチームの勝利を祈りながらその一杯をすする時間が、僕にとってのグランパス愛を深める最高の瞬間でした。
ラーメンを通じて、僕とユンカーが目に見えない麺ならぬ絆で繋がっているようにさえ感じました。

▲「前日ラーメン企画」で一番美味しかったのはZUBAAAN!横浜家系かな。


今季は怪我に泣かされ、ユンカー本人にとってもファンにとっても悔しいシーズンとなりました。
しかし、彼がグランパスで見せてくれた献身的なプレー、そして日本での生活を楽しんでいたあの笑顔は、僕たちの記憶に永遠に残ることでしょう。

キャスパー・ユンカー、あなたの新たな道が、多くの幸せとゴールとラーメン(体調管理のためラーメンを控えているとの報道もありましたが)で満たされることを心から願っています。

・・・おっと、まだ今季は2試合残っていますね。
キャスパー・ユンカーの有終の美を飾るゴールを期待してます。




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