J1百年構想リーグWEST第10節 神戸-名古屋
■J1百年構想リーグWEST
4/11 ノエビアスタジアム神戸
神戸 3-2 名古屋
■実録シリーズ
仁義なき百年抗争-西日本死闘編-
エピソード10「逆襲」
ナレーション:赤鯱組にとって、この日は天下統一への大勝負であった。乗り込んだ先は、首位を走る神戸のシマ。一進一退の攻防、血で血を洗うカチコミの末に、男たちが手にしたのは勝利の美酒ではなく、港の冷たい夜風であった。
~神戸港・深夜のメリケンパーク~
若頭イナ:「(自販機の緑茶をすすりながら)すまん、ワシの不徳の致すところや。あの中途半端な弾き(クリア)で、ダンにタイマン勝負(PK)させてしもうた。ワシの若頭としての器が足りんかったんじゃ。ふう、港の夜風が身に沁みるわ」
弾除けのダン:「やめてつかあさいカシラ。あのタマ、ワシがもっと早う動いとれば・・・。一瞬の迷いがあんな結果になってしもうて、まったく弾除けの二つ名が泣きますわ」
若頭補佐タカ:「まあ、そう気を落としないや。ツカサが外からエグい一突き(ミドル)をブチ込んだ時は、カタギの衆(観客)もひっくり返っとった。カツのアニキも、左からええ差し込み(クロス)を何度も入れとった。『大カツ躍』とはこのことよ。誰も笑わんのかい。このシケた空気どうにかしてくれや」
重戦車のキムラ:「笑えませんわアニキ。ワシも頭でカチ込んで一時はタマを揃えた(同点)いうのに結局ひっくり返された。神戸のやつら、こっちの助太刀(交代選手)が試合に馴染めんうちに、ワシらの天敵を次々に送り込んで来おった。組織力の差がエグいですわ」
ミシャ組長:「おう、こんならさっきから『エグい』っちゅうのどこで覚えたんや。今時はそんな言葉が流行っとるんか?」
若頭イナ:「すんませんオヤジ、なんぼにも悔しゅうて・・・」
ミシャ組長:「ええか、よう聞け。この前の神戸との喧嘩は大差で負けた。なんぼ攻めてもワシらには『足りんもの』があった。じゃが、今日はどうや? 奴らの喉元にドスを突き立てて、あと一歩で首を獲れるところまで追い詰めた。これは敗北じゃけんど、ただの敗北じゃねぇ。ワシらのカチコミが確実に進化しとる証拠なんじゃ」
若頭補佐タカ:「オ、オヤジ・・・!」
ミシャ組長:「神戸が武藤や大迫っちゅう、切り札を放り込んできたのは何故か分かるか? それはの、奴らが本気でビビりよった証拠なんじゃ。アジアカチコミ大会(ACL)の大一番を前にして、温存したいあの2人を出さんことにゃあ勝てんと、奴らに思わせたんじゃ。胸を張れ。 助太刀(交代)で入った連中が絡めなんだのは、ワシの采配、ワシの責任よ。こんならは、ただ前だけを見て、ワシについてくりゃあええんじゃ」
若頭イナ:「(涙ぐみながら)へ、へい、オヤジを信じてついて行きますけん!」
ミシャ組長:「よっしゃ、反省会はここまでや。今から神戸牛食いに行くぞ。切り替えの早さが、男の器っちゅうもんよ。うまい肉食うて血肉に変えて、次はワシらが奴らを食うてやる番じゃ。
重戦車のキムラ:「神戸牛! エグいっすね、オヤジ!!」
ミシャ組長:「エグいて便利な言葉じゃのう。まあええ、次は生まれ変わった瑞穂のシマ(パロマ瑞穂スタジアム)のお披露目興行じゃ。相手は福岡の蜂どもじゃけえ、奴らをまた蜂の巣にして、盛大に新築祝いの血祭りをあげようやないか。ええな!」
一同: 「へい!!!!」
ミシャ組長:「当日は名古屋市内で不発弾の処理があるけんど、カチコミ(試合)で不発弾はゆるさんけえの!」
一同: 「「「ワーハッハッハッハッ!」」」
ナレーション:男達の目に宿る火は、まだ消えてはいない。敗北の苦さを神戸の海に捨て去り、彼らは次なる戦いへと向かう。その舞台は、6年の歳月を経て生まれ変わった聖地・瑞穂。赤鯱組の本当の反撃が、ここから始まろうとしている。
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ところで、この試合のDAZNの解説は長谷川健太さんでした。
グランパスのチャンスのたびに声がデカくなったり、中山のキレキレぶりに「去年やっとけ」とか「名古屋はギアを上げる交代ができてませんね」とか”どの口が言うてんねん”なコメント連発で、やっぱり憎めないオッサンですね。
そして、次節はいよいよリニューアル成ったパロマ瑞穂スタジアム。
チケットも無事ゲットし、あとは当日を待つだけなのですが、あれから6年がたったとは本当に時の流れは早いものです。
なお、当日は名古屋市内で不発弾の処理がありますのでご注意ください。
最後に、終盤でアクシデントに見舞われた神戸2選手の早期の回復を祈ります。




















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