J1百年構想リーグWEST第17節 C大阪-名古屋
■J1百年構想リーグWEST
5/17 YANMAR HANASAKA STADIUM
C大阪 6-1 名古屋
■実録シリーズ
仁義なき百年抗争~西日本死闘編~
エピソード17「決意」
ナレーション:令和8年。西日本の覇権を巡る抗争は風雲急を告げていた。赤鯱組にとっては西日本統一へ王手をかける大一番であったが、組の心臓である若頭イナを欠いた彼らを待っていたのは、予想だにしない大惨劇であった。
~大阪ミナミの某タコ焼き店にて~
ウッチー:「すんまへん。ワシが中盤のシノギでイモ引いた(パスミス)ばっかりに、桜会の若造どもを勢いづかせてしもうた。すべてはワシの不始末ですけぇ」
若頭補佐タカ:「いんや、こんなのせいじゃねえ。イナのカシラが不在の今、ワシが踏ん張らにゃいけんかったのに、なんや調子が狂うて6発もタマ撃ち込まれてしもうた。神戸に対してアドバンテージじゃった貯金(得失点差)まで、綺麗さっぱりパーじゃ」
琉球のトク:「それにしてもサツ(VAR)の野郎ども、ガミの頭突き(ヘディングシュート)に、虫眼鏡使わんと見えんようなケチ(オフサイド)つけやがって。 あの一撃さえ決まっとれば、一気に形勢逆転じゃったんじゃ」
弾除けのダン:「ほうよ。神戸の奴ら、長崎相手のタイマン勝負(PK戦)で不覚を取りながらも、ちゃっかりみかじめ料(勝ち点)を一つ上積みしやがった。これでワシらは2番手に転落じゃ。面白うないのう」
ミシャ組長:「おう、さっきから黙って聞いとったら、どいつもこいつも見苦しい言い訳ばっかり並べ立ておってからに。2番手に落ちたから言うてなんなら・・・『狙われるもんより、狙うとるもんの方が強いんじゃ』 そがいな弱気な考えしとったら、勝てるケンカも勝てやせんぞ」
若頭補佐タカ:「オ、オヤジ!」
ミシャ組長:「下を向いとる暇なんかありゃあせん。ええか、『弾(タマ)はまだ残っとるがよう』 最後まで死に物狂いでハジキぶっ放して、てっぺん奪い返そうやないか!」
弾除けのダン:「へ、へい!」
ミシャ組長:「さて、最終決戦の舞台は、ワシにとっても因縁の深い広島じゃ・・・『広島のケンカ言うたら、取るか取られるかの二つに一つしかありゃせんので』 赤鯱組の辞書に、諦めるっちゅう言葉はありゃせんのじゃ」
ウッチー:「な、なんやオヤジの言葉を聞いとったら、身体の芯から勇気が湧いて来ましたわ。まるで映画の名セリフを聞いとるみたいですのう」
ミシャ組長:「映画のセリフてなんなら! これはワシらの命を懸けた現実じゃ。ワシらを格下と見てナメくさっとる奴らには・・・『牛の糞にも段々があるんで』 っちゅうことを教えてやれや」
若頭補佐タカ:「う、牛の糞に段々……?」
ミシャ組長:「おう、やつら自慢のあの新しいスタジアムを・・・『ササラモサラにしちゃれ!』 ええか?」
弾除けのダン:「サ、ササラモサラ? オヤジ、だんだん何を言っとるか分からんようになって来ましたわ」
琉球のトク:「ダ、ダン、お前は分かっとらんのう。つ、つまり、オヤジがワシらに言いたいんは・・・『NEVER GIVE UP FOR THE WIN』 っちゅうことなんじゃろう!」
一同:「「「なるほど!!(知らんけど!!)」」」
ナレーション:大敗の屈辱を、一瞬にして前進するエネルギーへと変えてみせたミシャ組長。その揺るぎない侠気(おとこぎ)に、赤鯱組の魂はかつてないほど燃え上がっていた。運命の最終節。ミシャ組長のふるさと広島で、全てを賭けた大博打のサイコロが振られようとしている。
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西日本を制するのは神戸か名古屋か、泣いても笑っても次節で決まります。
百年構想リーグが開幕して以来、4カ月に渡ってお送りした『仁義なき百年抗争~西日本死闘編~』次回、堂々の最終回です!




















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