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2007.07.14

そんな「5番目の店員」なら

台風4号襲来の中、いかがお過ごしでしょうか。

そんな「12番目の選手」なら(asahi.com)

なにかと物議を醸しているこの記事ですが、確かにサッカークラブほど「経営者」と「消費者」がダイレクトに繋がっている業態は他にないと思います。
しかし正直、ことサッカーについては客観的な視点を持つのが難しいくらい、我々はこの世界にどっぷりと浸かっています。
この記者は、文中でサッカーを映画に置き換えました。
そこで、さらに客観的にこの文章を俯瞰できるよう、この記事の文中にある"サッカー"を、"ラーメン"に置き換えてみました。


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■そんな「5番目の店員」なら

仮にあなたが、無類の映画ファンだとする。地元の映画館で「話題作」と言われる作品を勇んで見に行ったが、全くの期待はずれだったとしよう。

 「あれは観ない方がいい」とあなたは友人にぼやくかもしれないし、酷評をブログにつづる手もある。その監督の作品を、今後は敬遠するかもしれない。

 この程度の「批判」や「反抗」なら、よくある話だ。けれど、映画の場合、「原作者出てこい」とか「あの監督、俳優は業界から去れ」、「金返せ」などという“いいがかり”のレベルにまで、反抗がエスカレートすることはまずない。

大人1枚1800円のチケット代を払った作品が、たとえつまらなかったとしても、見たいと思ったのはあなた自身だ。懲りたなら、もう劇場に足を運ばなければいい。

 映画をラーメンに置き換えてみる。お金を払って食べに行く、という商売と割り切れば、私はラーメンも同じだと思う。

 腹を減らして食べたラーメンが、ひどい味でまずくて腹が立っても、それは予想しうる結果だ。麺の質や味はとももあれ、それをあなたは好んで食べに行ったのだ。

 しかし近頃、ラーメン店の店頭で目にするのは、一部の度を過ぎた常連客の言動や行動だ。

 ラーメンがまずいと、平気でカウンターに1時間でも2時間でも居座る。「店長出てこい」「社長、責任取れ」などと怒鳴り散らす。

バイトの原付を取り囲み、帰るのを妨害した常連客も、これまで担当してきた複数の店で見てきた。

 言わずもがなだが、カウンター席の熱烈な声援は、店員に力を与える。遠方の支店にも自費を投じて夜行バスで出かける熱心な常連客には本当に頭が下がる。

 しかし、経営者の「つるし上げ」を生き甲斐にしているような、はき違えた常連客も実際にはいる。頭を下げさせ、「どうだ、オレが言ってやった」とばかり、いい気になっている。

 それは、店への「愛の裏返し」とは、とうてい思えず、模範的な飲食を繰り広げた常連客の質も下げる。

 飲食中にカウンターでうまいと誉めるも、まずいと怒るのも勝手だ。しかし、最後のスープを飲み干した時点で、払ったラーメン代の対価は本来、完結し、精算されるべきだ。

 私が今季、担当する大分ラーメン「鳥煮伊田」は7月8日、同市内で約300人を集めた常連客カンファレンスを開いた。

 6月30日、味噌ラーメンの味付けに失敗後、怒って居残った約1000人の常連客に社長が「改めて、味付けの方針を説明する」と約束して実現した。上半期をホットペッパー降格圏内のラーメンランキング17位で終えた店は今、店長いわく、「最大の危機」にある。

 「どうやってこれから麺のコシを出すのか?」「具の方針は?」

 カンファレンスでは、素朴な質問もフロントにぶつけられたが、「責任の所在をはっきりしろ」と語気を強めた常連客もいた。

 立場をはき違えた常連客の「ガス抜き」の場にもなったのは予想通りだった。

 株主やスポンサーならまだしも、常連客が直接、社長や店長に向けた声としては、度が過ぎている。まして、まだ暑い夏だ。

 私が店長ならば、「なんでアンタにそんなこと言われなきゃいけないんだ」と思わずキレそうなところだ。

 しかし、社長、店長は深々と頭を下げた。どんな常連客でも無碍に扱えない事情があるからだ。「鳥煮伊田」の店の昨年の収入は、約5憶2000万円。他店の平均約6憶9000万円を大きく下回る。収入は、次の年の仕入れに直結する。

 「大きな責任を感じています。ですが、皆さん見捨てずに来店していただければと思います」と社長は声を絞り出した。

 味も売り上げもどん底にある地元ラーメン店を、ますます窮地に追い込むいいがかりで自己満足する。そんな「5番目の店員(店長、チーフ、バイト2人の計4人で切り盛り)」ならいらない。

 さもなくば、ぜひ心を入れ替えてもらいたい。(腹田飽き男)


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うーん、何かが見えてきたような、見えないような。
少なくとも、サッカークラブとサポーターの関係が、(良し悪しは別にして)かなり特殊なものであることは分かったような気はします。
皆さんはどのように感じたでしょうか??

興味のある方は、
"そんな「6万6005人目の従業員」なら"(自動車メーカー編)
"そんな「34人目の嬢」なら"(キャバクラ編)
など、各業態で置き換えた文章を作成すれば、一層考察が深まることでしょう。

できるなら誰かガンダムにたとえて説明してください。
・追記・・・さっそくたとえて下さいました。

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コメント

この記者はバカだけど大分の連中は庇えないね。
試合前半に先制されたら応援やめちゃうようなサポだからね。
弱いのが気に入らなくて試合中に応援投げ出すなんて無いよ。
それじゃあ文句言う資格もないってモンよ。

投稿: とっさん | 2007.07.17 09:07

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先日このような記事を目にして、いろいろ考えさせられるような気がしていましたが、師 [続きを読む]

受信: 2007.07.15 19:45

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