風間監督解任とフィッカデンテイ監督就任
■風間 八宏監督 契約解除のお知らせ(名古屋公式)
風間監督と過ごした2年半は宝物のように忘れがたい月日でした。
グランパスとファミリーのため尽力されたこと本当に感謝しています。
とりわけ地を這うようなJ2での戦いを潜り抜け、シーズン最後に豊スタでJ1復帰を決めた夢のような瞬間は、僕の20年近い観戦歴でもトップクラスの思い出です。
ボールを支配し、攻守一体を標榜しながらもその実は異様なまでに攻撃を重視したアグレッシブなサッカー。
風間スタイルがハマった時のグランパスはバカみたいに強く、そして爽快で、スペクタクルなものでした。
その反面、どんな相手でも自分のスタイルを変えず、勝利よりも自らの目指す理想の追及を重視する、そんな独特の美学は時として不可解で、僕を困惑させました。
そして、どれだけ敗戦を重ねても「風間監督は時間がかかる」、「長い目で見なければ」と、いつまでも繰り返される議論にも辟易させられました。
しかし、それでも、好調だった時期の試合を思い出しては、「風間監督の理想とする姿にチームが追い付けば、グランパスは手の付けられないモンスターになる」・・・そんな思いに一縷の望みを託して応援し続けた2019年シーズン。
やはり就任3年目で、この戦力でこの成績。まして残留争いは許されないと思います。
願わくば、昨年の真夏の快進撃のような、恐ろしいまでに強い風間グランパスをもう一度見たかった。
思うに、J2降格の焼土から再生の途上にあったグランパスには、まだ風間監督の崇高な理想を具現化できるほどの基盤は整っていなかったのでしょう。
その意味では、まだ僕にとっての2016年は終わっていませんでした。
ありがとう、さようなら風間監督。
刺激的な2年半をありがとうございました。
風間監督と過ごした日々は、自分にとってグランパスを応援するスタンスを改めて再確認できた、貴重な時間でした。
また、どこかのスタジアムでお会いしましょう!
■マッシモ フィッカデンティ氏 監督就任のお知らせ(名古屋公式)
風間監督を解任して中途半端な暫定監督を置かず、すぐさま正式な後任を据えたのはグッジョブだと思います。
もっとも7月あたりから検討してたという噂ですから当然といえば当然ですね。(できればその時期に交代して欲しかった)
シーズンこの時期になっての監督交代に甘い夢物語や感傷は欲しません。
フィッカデンティ監督にはグランパスを勝利に導く最大限の努力を希望するのみです。
この3年間、修羅場をくぐって今季はやっと落ち着けると思ったのに、4年目は修羅場の総仕上げと来たもんだ!
最近のコメント