アマプラで映画を観た件_2021年_10月
まだ10月分のまとめです。
10月は遅ればせながら小津安二郎監督の素晴らしさを知ったことが収穫でした。
なお、ツイートの中で”安次郎”と表記しているのは無知ゆえとお許しください。
6位:『この子の七つのお祝いに』
増村保造監督。昭和の女優さんは美しいのはもちろん、女優としての覚悟が今とは全く違います。#この子の七つのお祝いに
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 2, 2021
ミッドサマーより怖い岸田今日子。中年に差しかかった岩下志麻の艶っぽさ。整理された脚本と聞き取りやすいセリフ。この時代の邦画の誠実な作りに改めて感動です。https://t.co/8qRTf7NBxo
5位:『東京家族』
山田洋二監督は何を思ってのリメイクか。悪くないけど、お父さん役は(生きてれば)三國連太郎だったらもっと良かったかも!#東京家族
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 22, 2021
「東京物語」のリメイク。オリジナル作の肝である次男の設定を変えたのは賛否あるだろうけど、むしろその改変こそが震災以降の日本でリメイクする意味をもたらしている気がする。蒼井優のダメ男好きな感じがリアル(笑) https://t.co/px2YUSPH8I
4位:『お茶漬の味』
佐分利信、若い時はそんなにガラガラ声じゃないのね。#お茶漬の味
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 16, 2021
さすが世界の小津安次郎、佐分利信が昔から器のデカい男だった事がよく分かる。ただの倦怠期の夫婦を芸術的に撮る手腕は半端ないけど、やはり原節子がいないとマジックは起こらないな…。 https://t.co/lPGVwkYPKb
3位:『麦秋』
小津安二郎のいわゆる「紀子三部作」の中で(僕の中で)最も地味な作品ですが、それでも十分な見応えと感動があります。#麦秋
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 15, 2021
「晩春」と同じく、ほのぼのホームドラマを装って原節子の笑顔の裏に秘めた狂気をえぐり出す問題作です。僕のような若輩者が世界の小津を語るなどおこがましいですが、小津安次郎マジ半端ないっス。ちなみに麦秋は初夏の季語。 https://t.co/kCnDwPGjlE
2位:『晩春』
この映画の悲しさ、怖さは何なんでしょう。この時代によくこんな重層的な含みを持った映画が作れたものだと驚き。原節子は単なる美人女優の枠を超えた「怪優」です。小津安二郎マジ半端ないって!#晩春
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 8, 2021
小津安次郎半端ないって。あいつ半端ないって。父を残して嫁ぐ娘の泣ける話かと思ったら、父がモンスター娘を退治するホラーなんだもん。昭和24年の段階でそんなんできひんやん、普通。 https://t.co/VJj3QpeQnN
1位:『東京物語』
成長した子供たちの何気ない会話の中に現れる人間性。原節子の演じる次男のお嫁さんの悲しくて切ない心情に涙を禁じえません。小津安二郎監督の世界的評価も納得の名作です。#東京物語
— ゴンタロー(名古屋ローリングサンダー) (@Gontallo) October 3, 2021
家族の形は変わっても、それぞれが幸せを求めて人生という名の旅は続く…。時を越えてなお心を打つ、不朽の名作の看板に偽りなし。号泣。小津安二郎半端ないって! https://t.co/JDTLbJDJDO
小津作品の普遍的なテーマ性に驚き。
古くさい昔の映画だと敬遠していた自分が恥ずかしい!
みなさんも年末年始に小津安二郎お試しください!
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