J1第13節 鹿島-名古屋
5/14 国立競技場
鹿島 2-0 名古屋
①
「この試合は『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』と銘打たれ、国立競技場に5万6020人もの入場者が訪れた中で行なわれました。
高円宮妃久子殿下もご臨席されての栄えある舞台に、名古屋グランパスが選ばれたのはとても名誉なことです。
だけど・・・回顧映像とかでいちいちトラウマをほじくり返さないで欲しいわNHK!
ジーコのハットトリックとか聞き飽きたよ!
5-0の大勝?はいはいおめでとうございます!
30年たっても悔しいがや!!
ハアハア!」
②
「落ち着いてグラ子ちゃん!
まあ、確かにあの開幕戦はショックだったね。
リネカーのオフサイドで、グランパスのその後の運命が狂った感があるよ。
サッカーの神様、よりによって開幕戦で何してくれるの?と当時は思ったもん。
シャアのセリフ風に言うと『認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを』ってやつだよ。
でも、これからもずっとJリーグは続いて行くんだから、過去に囚われちゃダメ。
次の30年を、いやさ未来を見つめて前進するべきじゃない!?
その第一歩として、まずはこの試合を振り返ってみようよ」
この試合のキーポイントは前半12分だね。
鹿島のCKから鈴木優磨がネットを揺らすも、鹿島側のファウルで得点は取り消しに。
ところが29分、全く同じパターンで鹿島のCKから鈴木優磨がヘッドを決めて先制点。
思うに、この見事なリベンジ劇を演出してしまったことで『この試合の主人公は誰なのか』をハッキリさせちゃった。
鈴木優磨といえば鹿島復調の立役者で一番マークするべき選手なのにフリーにさせるとか、勝負のキモを掴んでなかったね。
試合全般を通しても、攻撃では中盤で猛プレスを仕掛けてくる鹿島にことごとくチャンスの芽を摘み取られ、守備では完璧に崩される場面こそなかったものの、肝心なところでのミスが失点につながったり。
とにかく鹿島さんの引き立て役になっちゃった。
サポーターに一度「ねーわ」認定されちゃったチームは勝利に対する執念が違うよ。
翻ってグランパスは、もうワンステップ上がらないといけない時期だね。
はあ~、やっぱり負け試合を振り返るのはつらいね。
あ~しんど」
④
「はあ?今なんて言った?
アルシンド?
開幕試合2ゴールして更にジーコのゴールをアシストしたあのアルシンド?
CMで『アルシンドニナッチャウヨ~』ってお茶の間の人気者になったあのアルシンド?
あのカッパ野郎め!覚えとけよ!
こちとら30年たっても覚えてるんだから!
ハアハア!懐かしい!」
⑤
「タママちゃんも落ち着いて!
せっかく30周年を迎えて新たな未来に向かおうとしているのに、このあと何年引きずるのかしら開幕試合・・・。
ていうか、私たち歳いくつなの!?」
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グランパスの連続無敗は9試合で止まりましたが、順位は辛うじて3位をキープ。
しっかり課題を修正すれば、まだまだ上位に食らいついて行けます。
と、言いたいところですが、そろそろ補強も視野に入れるべき時かと思います。
補強ポイントは、このブログで何度も書いている「流れを変えられるジョーカー的存在」。
オランダにいるあの人に帰って来て欲しいような、欲しくないような。
次節はホームで3位タイのサンフレッチェ広島との上位対決。
手痛い敗戦を喫したグランパスの切り替えは上手くいくのか、注目したいところです。
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コメント
相手のエースを二回もドフリーにする緩さ。
30年たっても治りませんでしたね。
これからの30年に期待しましょうか。乾杯。
投稿: highbroad | 2023.05.17 19:32
乾杯!
30年我慢したのであと30年くらい平気です(たぶん!)
投稿: ゴンタロー | 2023.05.19 20:00