J1第25節 C大阪－名古屋

『NO STANDING STILL』の巻

8/26 ヨドコウ桜スタジアム
Ｃ大阪　３－１　名古屋

①

グランパスは優勝戦線に踏み留まるべくアウェーで臨んだセレッソとの一戦に完敗。

野上の取り消しゴールも森下の得点も、ＷＢが攻撃に絡む今のグランパスの強みが出ていて期待が持てたものの、ユンカーが全く仕事をさせてもらえなかったのが響いた感じかな。

藤井くんがカピシャーバをほぼ抑えていたり、ウッチーの鋭いボール奪取とか良い点もあったし、途中投入の直輝や久保くんも奮闘したけど決定機は作れず。
９０分間を通してグランパスの強さを発揮することはできなかったね。

内容に期待の持てた浦和戦とは違って、今回は厳しい敗戦だったよ。

②

そうだね。
一言でいうなら「噛み合わなかった」。
攻撃も噛み合わなければ、肝心なところでミスが出た守備も噛み合ってなかった。
シャアのセリフ風に言うと『な…なんということだ！』ってやつだよ。

不幸中の幸いなのはマリノスもヴィッセルも勝ち点を伸ばせなかった事だね。
優勝の可能性が消えたわけじゃないし、天皇杯にルヴァンもある。
グランパスのお陰で毎週ワクワクしてマッチデイを迎えられるのは幸せ。
次は絶対に勝てるよ！！

③

でも、森島、内田、河面を起用してボール回しを重視したサッカーに切り替えてから、チームの調子を崩している感じがする。
カウンターの迫力、縦への推進力が極端に落ちてしまったよ。
あーあ、マテちゃんを抜かれたのは想像以上に痛いね。

④

ちょちょちょっとグラ子ちゃん！
私が珍しく前向きな事をいってるのに、いつまで凹んでるの？

そんなグラ子ちゃんを励ますために、私がいいもの作ったよ！

ジャーン「他力本願寺」のお札！

一家に一枚、これを縁起のいい方角に貼っておけば不思議なパワーが働いて、マリノス、ヴィッセルをはじめグランパス以外のチームはすべて負け！
結果的にグランパスの優勝！！
どや！えらいもんやろ！

⑤

なにそれ！
他力本願寺ってお寺なの！？
縁起の良い方角ってどっち？
グランパス以外全部負けるってどうやって？

でもそれ欲しい！
コンビニでプリントアウトできるようにしてくれない？

----------------------------------------------
森島→森下の「モリモリゴール」で追いついた時には逆転勝利を期待しましたが、そう甘くはなかったですね。
悔しいですがセレッソが後半から見せたカッコつけない泥臭いサッカーからは、勝ちにこだわる執念が見えました。

しかし、上位との勝ち点が離れなかったのは不幸中の幸い。
グランパスはまだサッカーの神様に見放されてはいません。
残り９試合でマリノスと勝ち点差は５！
なんだか行けそうな気がする～。
あると思います！

J1第24節 浦和－名古屋

『上を向いて歩こう』の巻

8/18 埼玉スタジアム2002
浦和 １－０ 名古屋

①

グランパスは勝てば暫定首位に踊り出る浦和戦に惜敗。
負けたけど選手全員ファイトしてたし、この一戦に賭ける気持ちは伝わった。

契約の関係で欠場したユンカーの代わりに酒井をトップに据えての布陣。
前半はお世辞にも機能してたとは言えなかったけど、スタメン2試合目の森島がだんだんフィットして来てるのが手に取るように分かったね。
浦和に先制された後は守備から入るプランが完全に崩れてたから、後半の立て直しが期待されたけど、これが見事にハマったね。

②

後半は直輝、大嘉をはじめとしてこの夏の加入選手がガンガン投入されて、とても見応えのある展開になったよ。
特に久保の大胆なアタッカーぶりは期待以上。
ランバ・ラルのセリフ風に言うと『時代が変わったようだな』ってやつだよ。

今季のグランパスの課題は交代選手が流れを変えられないって事だったけど、この試合は交代選手が投入されるたびにどんどん期待が膨らんだ。
もちろんゴールは決めて欲しかったけど、ひとつ壁をぶち破った印象だね。
何だか凄くポジティブな気持ちになれたよ。

③

ポジティブと言えば、終了間際に久保のシュートが外れた時の長谷川監督のズッコケはこの試合を象徴するシーンだったね。
怒るでもなく、悔しがるでもなく、コミカルにズッコケるという選択。
『劣勢でも深刻になる必要なんてないんだ』っていう指揮官の余裕が見られて、サポーターも前向きな気持ちになれたんじゃないかな。
倒れたのは後ろ向きだけど。

④

そうだねグラ子ちゃん！
下を向く必要なんてないんだ。
私もハセケンを見習って上を向いてズッコケるよ！
ズコーーーーー！

⑤

ちょっとタママちゃん！
なんで急にAIになって可愛くズッコケてるのよ！
でも、それくらいの余裕がなきゃこの先の熱い戦いを乗り切れないね！
よーし私もズコー！

----------------------------------------------
『負けたけどいい試合だった』と言う言葉はあまり好きでは無いですが、この浦和戦だけはあえて使いたいと思います。

港サッカー場での事件もあり、試合前から漂っていた重苦しい空気も吹き飛ぶ健闘。
今後のグランパスの躍進を期待せずにいられません。

しかし、この試合の藤井くんを見るに、よくぞ夏の移籍で海外に持って行かれなかったもんです。

J1第23節 名古屋－鹿島

『鍵は縦の動き』の巻

8/13　豊田スタジアム
名古屋　１-０　鹿島

①

グランパスは優勝戦線に生き残るため絶対に落せないホーム鹿島戦でウノゼロ勝利。
国立アウェーでは完敗だったから心配したけど、見事にリベンジしたね。

試合は前半から鹿島にボールを持たせているのか持たれているのか良く分からない、ギリギリの攻防の中で野上がグランパス初ゴール。
この数試合サイドを担当している野上の良さがどんどん出て来てるよ。

野上に限らず選手全員とにかく凄い集中力で、この一戦に賭ける気持ちがビンビン伝わった。

②

広島から獲得した森島がいきなりスタメンだったのも大きなトピック。
長谷川監督の期待の大きさがうかがえるね。
シャアのセリフ風に言うと『このタイミングで戦闘を仕掛けたという事実は古今例がない』ってやつだよ。

チームか守備から入る戦術だったから、森島の持ち味の攻撃のタクトを振るまでは行かなかったけど、視野の広いインテリジェンスを感じるプレーで、初出場初スタメンとしては十分な合格点をあげたいね。

③

決勝ゴールを決めた野上、今後に期待が膨らむ森島、そしてチームを引っ張る稲垣。
３人とも広島から来た選手だ。
ありがたいね。広島に足を向けて寝れないね。

④

うん！
ラッキーにもいい選手が集まった。
わが赤鯱軍団は素晴らしい！
くるしい時も
たのしい時も
バリバリ張り切って行こう！
レンタル選手は借りパクだ！

⑤

うっちーも
ラーメン好きのユンカーも
ワイルドヘアーの大嘉も
ほんとにいい選手だから
ローンじゃなくて買い取りたい。
ビールをおごってあげたい。
ロッケンロール！！

----------------------------------------------
なつ真っ盛り。
ごうかいなプレーで次節も
やってやろうぜ！
がんばれグランパスイレブン。
かわづらいい感じ
つかさも頼んだぞ！

J1第22節 名古屋－新潟

『Paradise in the summer』の巻

8/5 国立競技場
名古屋　１－０　新潟

①

「いよいよ始まりました名古屋グランパス『鯱の大祭典』！
第１弾は国立競技場で５万人以上を集めてのアルビレックス新潟戦。
ピクシー来場やらマツケンサンバやら、イベント目白押しで盛り上がったようだね。

この試合は後半のグランパスを占う重要なターニングポイントでもあった。
３トップの一角で大暴れしていたマテちゃんが去り、誰がその穴を埋めるのか？
チームとしてどんな戦い方にシフトするのか？

結果を言っちゃうと１－０でグランパスの勝利。
ウノゼロと言うといかにもグランパスらしく勝ったイメージだけど、何やかんやあったね」

②

「うん、何やかんやあった！
中でも一番の何やかんやは、やはり和泉の負傷退場。

森下の先制点における和泉のアシストは、彼がポスト・マテウスとして名乗りを上げるにふさわしい、素晴らしい動きだっただけにとても残念。
噂では肉離れで、復帰まで一か月くらいはかかるらしいとのこと。
シャアのセリフ風に言うと『私もよくよく運のない男だな』ってやつだよ。

和泉に代わって米本を入れた布陣にしてからは、見事に防戦一方となったね。
３ボランチだと受け身になるから仕方のないことだけど、それだけマテちゃんのようなイケイケアタッカーは得難い存在だったのだと痛感するよ」

③

「まあでも、それによってグランパスお得意のアンチポゼッション・サッカーで戦えたのだから皮肉だよね。
中盤のプレスが効いて、新潟に攻められながらも決定機は全く作らせなかったし。
ただ、ユンカーと永井の動きがもうちょっと良ければ。
追加点を取りたかったね。

ユンカーといえば、ＰＫ失敗も何やかんやの一つかなあ？
決まってれば今季１２点目だったのに惜しい」

④

「おい！『弘法も筆の誤り』って知ってるか？！
『達人でも時には失敗する』ということわざだ！
だから許してやったらどうや～？

もう一つの何やかんやは、新戦力の直輝と中島が同時投入された事かな？
直輝は追加点を狙う気マンマンで走り回り、中島は前線からの守備を行ないつつ驚異的な身体能力を見せてた。
２人とも粗削りだったけど、フィットするのが待ち遠しいね。

にしてもハセケン、よくこんな際どい展開で新加入を２人同時に入れたもんだ。
普通はどちらかが酒井か貴田くんだと思うんだけど。
どういうつもりなんだろう？！」

⑤

「タママちゃん、それこそ『釈迦に説法』ってやつだよ。

どんな戦術だろうと、私たちは常に長谷川監督の手の上で踊らされてるんだよ。

そう、ハセケンの手の上で踊る。

まさにそれが『ハセケンサンバ』！！！

リーグ後半戦もオレ！」

----------------------------------------------
ズバリ！暑さに心がくじけて国立参戦は断念いたしました！
でも、皆さんの楽しむ様子をX（旧Twitter）で見て、雰囲気はとても伝わりました。

この第22節では上位が揃って勝ち点を伸ばせず、グランパスに追い風が吹いています。
新戦力の目玉である森島も本格的に合流し、いよいよ名古屋の熱い夏は本番。

８月は順位の近いチームとの対戦が続きます。
水分補給はしっかりと、焼肉はガッツリと、お酒は楽しく適量で。
体調をバッチリ整えて、選手たちの背中を力いっぱい後押ししましょう！

天皇杯ラウンド16 名古屋－浦和

『You say "Goodby" and I say "Hello"』の巻

■天皇杯ラウンド16
8/2　CSアセット港サッカー場
名古屋　３－０　浦和

①

「グランパスは中断明け最初の試合、天皇杯ラウンド16でレッズを大撃破！
久しぶりのベスト８に進出しました！

この試合のサプライズといえば、前日にサウジアラビアへの移籍が発表されたマテちゃんがまさかのスタメン。
マテちゃん本人の志願らしいけど、もしケガでもさせて石油の輸出を止められたらどうしようかとヒヤヒヤしたよ。
でも試合が始まってみればマテちゃんキレッキレの絶好調で先制点は決めるし、私たちの心に刻み付けるような圧巻のプレーを見せてくれたね」

②

「うおおおおおおおおおおおおお！！！
マテちゃーーーーーーーーーん！！！

まさにマテちゃんの名古屋ラストゲームを飾るにふさわしい素晴らしい勝利だったね。
シャアのセリフ風に言うと『勝利の栄光を君に！』ってやつだよ。

間違いなくこの試合は色褪せることなく私たちの記憶に残るね。
ずっと忘れないよマテちゃん。
バモスマテウス！バモスマテウス！」

③

「もちろん、マテちゃんだけじゃなくユンカーの追加点に和泉のダメ押し弾。
どれも連携のしっかり取れたナイスゴールばかりだった。
特に野上のサイドは効いてたし、稲垣、内田らも要所に顔を出して奮闘してた。

一様にどの選手も動きが軽快で、中断期間にいい準備ができたみたいだね。
あとはマテちゃんの穴をどう埋めるか。
リーグ再開後はチームの真価が問われるね」

④

「おう！その点は抜かりないぜ！
この夏の補強で前田直輝！中島大嘉！久保藤次郎！が加入！

さらに、オレ達にはマテちゃんの置き土産の５億円がある！

🔴Welcome back🟡

サンフレッチェ広島より #grampus アカデミーに在籍経験のある #森島司 選手が完全移籍で加入することが決定しました⚽️

“覚悟を持ってグランパスに移籍してきました。いち早くチームにフィットしてタイトル獲得に貢献できるように頑張ります。”

おかえりなさい✨森島選手

— 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) August 3, 2023

どうだ！２億円でサンフレッチェの10番をブッコ抜いたぜ！
オイルマネー恐るべし！！

森島に２億円払っても、まだ3億のお釣りがあるよ。
次は誰を買おうかな？
お前か？　お前か？　それともお前かーーー！！？？
あひゃひゃひゃひゃひゃ！！！」

⑤

「タママちゃん落ち着いて！
とにかくマテちゃんいってらっしゃい！！
新天地でもきっと大活躍すると信じてます！

そんでもって移籍金は大切に使いますので！」

----------------------------------------------------
交代を告げられて目に涙を溜めながらピッチを去るマテちゃんを見て、思わず僕ももらい泣きしてしまいました。
ピクシー、トーレス、イヴォを例に出すまでもなく、お別れの試合はどうしてこうも感動的なのでしょうか。

一方で残念な事件もありました。
胸糞が悪いのでここでは詳しく書きませんが、Jリーグに関わる全ての人達がスタジアムの安心安全のため、もっともっと想像力を働かせるべきだと痛感しています。

そして、マテウスとのお別れの余韻も残る本日、サンフレッチェ広島から森島選手のグランパス加入が正式発表されました。
さすがの５億円効果。
お年玉をもらった子供が箱のデカい高価なプラモデル買うみたいなことやってます。

最後にスカパーさん、試合後のマテちゃんとのお別れをしっかり中継してくれてありがとう。
グランパスが天皇杯とルヴァンに勝ち残ってる限り一生着いて行きます！

今週末はいよいよリーグ戦が再開。
鯱の大祭典で盛り上がる国立競技場でお会いしましょう！